FAR対策

USCPA FAR攻略法|重要論点と合格までの進め方

2026.02.25 · FAR科目対策 · 更新 2026.10.02 · 監修:背徳タイシ


最初に結論

FARの進め方

講義 → MC → TBS → 過去問 → 模試 → 仕上げの順に進めます。1周目は全体像が見えず苦しくなりがちですが、2周目以降で知識がつながってきます。

FARの弱点を5分で診断する →

FAR(Financial Accounting and Reporting)は、USCPAの4科目の中で範囲がいちばん広く、多くの人が最初に受ける科目です。ここで身につけた勉強の進め方は、残りの科目でもそのまま役に立ちます。

FARの範囲と、最初にぶつかる壁

AICPAのBlueprint(出題範囲の公式資料)によると、FARはUS GAAP(米国の会計基準)を中心に、政府会計(Government Accounting)や非営利組織会計(NFP)までをカバーしています。収益認識、リース、金融商品、政府・非営利会計などは、特にしっかり理解しておきたい重要論点です。

範囲が広いぶん、挫折する人がいちばん多い科目でもあります。1周目は全体像が見えず、目の前の問題を1つずつ片付けているだけの感覚になりやすいからです。ただ、ここを越えると、何周かするうちに急に全体がつながって見えてきます。1周目でつまずくのは、ほぼ全員が通る道です。

FARの進め方

FARは、次の6つの段階に分けて進めると、今やるべきことが分かりやすくなります。

  1. 講義を受ける(全範囲に一通り触れる)
  2. MCを解く
  3. TBSを解く
  4. 過去問を解く
  5. 模試を受ける(本番の1ヶ月前)
  6. 仕上げ(直前の2〜3週間)

講義とMC まず講義で全範囲に一通り触れます。この段階では覚えようとしなくて大丈夫です。講義が終わったらすぐMCに入り、1周目は解けなくて当然というつもりで、スピードを優先します。何周か解いて「なんとなく分かった」と感じても、答えを覚えているだけのことが多いので、間違えなくなるまで繰り返します。

TBS MCがある程度解けるようになったら、TBSに入ります。TBSは資料を読み解いて数字を拾い、仕訳を組み立てる総合問題なので、1周目は1問に1〜2時間かかることもあります。資料の読み方に慣れるための時間だと割り切り、分からなければすぐ解説を見て次に進みます。

過去問と模試 MCとTBSがある程度回ったら、AICPAが公開している過去問(Released Questions)を解き、本番の1ヶ月前くらいに模試を受けます。どちらも点数は気にしなくて大丈夫です。目的は、自分がまだ気づいていない弱点を見つけることにあります。

仕上げ 直前の2〜3週間は新しい問題に手を出さず、これまで間違えた問題と不安な論点だけを、日ごとに予定を組んで復習します。非営利会計、政府会計、後発事象・偶発債務のように暗記の比重が大きい論点は、この時期にまとめて毎日見るほうが効率よく覚えられます。

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模試40点から本番85点で合格した例

本番1ヶ月前の模試が40点ほどだったところから、本番85点で合格した例もあります。模試で「ここまで理解していないと受からない」という基準に初めて気づき、残りの1ヶ月で弱点をつぶしたことが転機になりました。模試の点数が低くても、そこで何に気づけるかのほうが大切です。

▶ YouTubeで見る【大逆転】模試40点→本番85点で一発合格|USCPA直前1ヶ月の勉強法

重要論点と、苦手の洗い出し方

TBSの演習では、連結(内部取引の消去・未実現利益)、後発事象と偶発債務、キャッシュフロー計算書、銀行勘定調整(Bank Reconciliation)、棚卸資産、固定資産、非営利会計、収益認識、自己株式やEPSといった重要論点を、特に丁寧に復習しておきたいところです。

苦手は「リースの章」のような大きな単位ではなく、「リースの分類判断」「収益認識の5ステップ」「一時差異の計算」のように、具体的な処理の単位で書き出すのがおすすめです。また、計算問題は手順を正しく再現できるか、開示や概念の問題は問題文の条件を読み落としていないかで、つまずき方が違います。練習する時間を分けると伸びやすくなります。

英文の取引から仕訳を組み立てる練習には仕訳問題101選(解答・解説つき)、選択問題の練習にはFAR練習問題(全選択肢の解説つき)も使えます。

期間の目安と英語について

期間は、週35〜40時間を確保できる人で3〜4ヶ月、週20〜25時間なら半年前後が目安です。会計未経験から週35時間を確保し、4ヶ月で一発合格した受講生もいます。週の勉強時間と期間はほぼ比例するので、始める前にこの感覚を持っておくと、途中で焦りにくくなります。詳しくは勉強時間の目安をご覧ください。

英語力がFARの合否を分けることは、ほとんどありません。テキストや問題集に出てくる専門用語が分かれば十分で、英語だけを別に勉強する必要もありません。問題演習で知らない表現が出るたびに覚えていけば間に合います。用語を確認したいときはFARの英単語一覧を使ってください。

自分がどの論点でつまずいているかは、RQ弱点診断のFAR科目で確認できます(20問・約5分)。BARを受ける予定の人はBAR攻略、不合格だった人は再受験ガイドもあわせてご覧ください。

よくある質問(FAR)

Q. FARの勉強期間はどのくらいですか?
A. 週35〜40時間なら3〜4ヶ月、週20〜25時間なら半年前後が目安です。

Q. BARと同時に勉強してもいいですか?
A. 基本はFAR合格後がおすすめです。FARの苦手を残したまま並行すると、どちらも時間がかかりやすくなります。

Q. 会計の知識ゼロでも受けられますか?
A. 受けられます。最初は用語と基本的な計算に慣れる期間が必要です。

Q. 模試の点数が低くて不安です
A. 模試は点数より、まだ解けない論点を見つけるためのものです。本番1ヶ月前の模試が40点ほどから、本番85点で合格した例もあります。

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