BAR(Business Analysis and Reporting)は、FARの内容を土台にした選択科目です。FARが得意な人には取り組みやすい一方、FARに苦手が残っている人には、FAR以上に重く感じられることがあります。
BARに向いている人・向かない人
- 向く:FARが得意、財務分析・企業結合に抵抗がない、管理会計の基礎がある
- 向かない:FARがギリギリ合格、CVP/原価計算が極端に弱い、税務キャリア志向が強い(TCP検討)
BARは財務分析・報告・管理会計寄りの論点が中心で、FARと重なる知識がたくさんあります。FARの直後なら記憶が残っているぶん有利ですが、FARにギリギリで合格して苦手が残ったまま進むと、同じところでまたつまずきやすくなります。
合格率は相対的に低めですが、FARの知識をそのまま使える人には十分に合理的な選択肢です。合格率だけで選んだり避けたりしないようにしましょう。選び方は科目選択ガイド、各科目の合格率は合格率の記事で整理しています。
BARの進め方
FAR合格後、あまり間を空けずに受けるのがおすすめです。FARと重ならない論点(管理会計・財務分析・より踏み込んだ報告の論点)に勉強時間の多くを使い、FARで学んだ範囲の復習は、苦手だった論点に絞ります。
始める前に、FARで解けなかった論点を書き出しておくと進めやすくなります。書き出すのは章の名前ではなく、「連結の調整仕訳」「公正価値の測定」「セグメント情報の開示」のような具体的な処理の単位です。苦手があまりに多い場合は、先にFARの復習をしてから始めたほうが、結果的に早く仕上がります。
直前期は新しい教材に手を出さず、FARから引き継いだ苦手な論点と、BARならではの分析の論点の復習に絞ります。
受験時期とよくある失敗
選択科目は、受験できる時期が限られる場合があります。最新の受験可能期間は、AICPAやNASBAの案内で確認してください。FARの直後に受けたくても時期が合わない場合は、先にAUDやREGを受けるなど、順番を入れ替えます。出題範囲はAICPAのBlueprintで確認できます。
「FARが怖いから避ける」「合格率が低いから避ける」「キャリアと関係なく合格率の高い科目を選ぶ」「FARの苦手を残したまま始める」。こうした選び方は、どれも結果的に勉強時間が長くなりやすいので注意しましょう。
よくある質問(BAR)
Q. FARと並行して勉強してもいいですか?
A. 基本はFAR合格後がおすすめです。FARの苦手を抱えたまま並行すると、どちらも伸びにくくなります。
Q. 合格率が低くて不安です
A. 合格率は科目選びの材料の1つにすぎません。FARの知識を使えるか、キャリアに合うかで判断しましょう。
Q. 会計が苦手でも受けられますか?
A. 受けられます。先にFARの苦手な論点を復習する期間を取るのがおすすめです。
Q. 勉強時間はどのくらいですか?
A. FARの直後で知識が残っているほど短くなりやすいです。目安は勉強時間の記事をご覧ください。