USCPAの受験手続きは、「出願の承認 → NTSの取得 → 国際受験の登録 → Prometricでの予約」の順で進みます。順番を間違えると、手数料や日程を無駄にしやすくなります。日本の会場で受験するときの手順をまとめました。
手続きの全体の流れ
- 国際受験に参加している州へ出願し、受験資格の審査を受ける
- 承認後、Notice to Schedule(NTS)を確認・印刷できる状態にする
- 日本で受験する場合、NASBAの国際受験手続きと追加手数料を支払う
- 登録完了後、少なくとも24時間待ってからPrometricで会場・日時を予約する
- 当日はNTSと本人確認書類(パスポート等)を持参する
出典:NASBA International Administration(2026年確認)
USCPAの手続きには、勉強とは別に「決まった順番」があります。国際受験の登録が終わる前にPrometricで予約しようとしても進みませんし、登録した直後に予約しようとしても、案内どおり待つ必要がある場合があります。ここを見落とすと、勉強ではなく事務的なミスで受験月がずれてしまいます。
各ステップのポイント
①州への出願と受験資格の審査 まず、国際受験に参加している州へ出願します。必要な書類(学歴の証明、単位の証明、評価レポートなど)は、州と個人の状況によって違います。差し戻しになると数週間単位で遅れるので、提出前に氏名のつづり・卒業年月・科目の対応を確認しておきましょう。州がまだ決まっていない人は、先に受験資格と州選びをご覧ください。
②NTS(Notice to Schedule)の取得 承認されるとNTSが発行されます。NTSは「どの科目を受験してよいか」を示す通知で、科目ごとの識別情報と有効期限が書かれています。有効期限が切れると、再発行の費用と手続きが必要になるので、NTSを取る前に受験月を仮に決めておくと安心です。
③国際受験の登録と追加手数料 日本の会場で受ける場合は、州への出願料・受験料に加えて、NASBAの国際受験の追加手数料が科目ごとにかかります。NASBAの公表では、日本など多くの国際会場で1科目あたり390ドル前後です(インドは別料金)。金額は改定されるので、出願の直前に公式ページで確認してください。費用全体は費用ガイドで解説しています。
④Prometricでの予約 登録が反映されたら、案内に従って待ってから、Prometricで会場と日時を予約します。東京・大阪など会場は限られていて、土日の午前などの人気の日程は埋まりやすいので、早めに予約しておきましょう。選択科目(BAR・TCP・ISC)は、必須科目と受験できる時期が異なる場合があるので、先に受験可能な月を確認してから予約します。
予約でよくある失敗と、当日の注意
- 国際受験の追加登録前にPrometric予約しようとして進まない
- 登録直後に予約してしまい、24時間待機を満たしていない
- 氏名・スペルが出願情報と一致せず入場できない
- NTSの科目を取り違えて別科目を予約する
- Discipline科目(BAR/TCP/ISC)の受験可能月を見落として日程が合わない
科目を取り違えて予約すると、手数料も気持ちの負担も大きくなります。予約確定のメールの科目名、NTSの科目、パスポートの氏名を、予約した直後に照らし合わせる習慣をつけておきましょう。
当日は、NTSと本人確認書類(多くの場合パスポート)が必要です。出願したときの氏名のつづりとパスポートの表記が一致しているかが、とても大切です。ミドルネームや姓名の順番、旧字体の扱いでつまずく例もあるので、予約が完了した時点で表記を確認し、違いがあれば試験日より前に修正の手続きを確認してください。
- NTSを印刷/提示できる状態か
- 本人確認書類(多くの場合パスポート)の氏名一致
- 会場・開始時刻・持ち物規定
- 遅刻・再スケジュール規則の確認
- 当日の時間配分(MC/TBS)のイメージ
手続きのスケジュールから逆算する
多くの受験生は勉強の計画だけを細かく立てて、手続きを後回しにしがちです。しかしUSCPAでは、出願の審査、NTSの有効期限、国際受験の登録、会場の空き状況、選択科目の受験時期が、勉強とは別に日程を決めてしまいます。受験したい月から逆算して、NTSの取得、国際受験の登録、予約の確定の時期を先に決めておきましょう。
NTSを早く取りすぎると、勉強が追いつかないまま有効期限が来てしまいます。反対に遅すぎると、人気の日程や選択科目の受験時期に間に合いません。直前期の演習に入れる見通しが立った段階でNTSを取り、有効期限の内側で予約を確定するのが目安です。
W1–2:州確定・書類提出。学習は単語とFAR基礎。
W3–6:審査待ち。問題演習を増やし、苦手を記録する。
W7–8:NTS取得。受験月を確定し国際登録。
W9–12:予約を確定し、直前期の演習に集中。当日持ち物を先に揃える。
審査を待っている期間も、勉強は進められます。RQ弱点診断で苦手を確認し、先にNTSを取る科目を決めておくと、再受験のリスクを減らせます。受験後の流れはスコアリリース、不合格だった場合は再受験ガイドをご覧ください。
公式の情報は、NASBA(国際受験の案内)とPrometric(CPA Exam)で確認できます。
よくある質問(NTS・予約)
Q. 出願中でも勉強を始めていいですか?
A. 始めて大丈夫です。出願できる時期を基準にして、NTSの有効期限と矛盾しない受験月を仮に決めておきましょう。
Q. 予約は変更できますか?
A. 条件と手数料は、その時点の規則によります。変更を前提にした、余裕のない日程は組まないほうが安全です。
Q. 勉強が仕上がる前にNTSを取ってもいいですか?
A. 直前期に入れる見通しが立ってからが目安です。完全に仕上がるまで待つと、遅すぎることが多いです。