USCPA AUD練習問題21問

更新日 2026-10-01 · 監修:背徳タイシ(USCPA全科目合格)

AUDの主な分野から、選択問題(MC)を21問作りました。英語の問題文に日本語訳をつけ、正解だけでなく、ほかの選択肢がなぜ違うのかも解説しています。登録不要で、その場で採点できます。

選択肢をタップすると、その場で正誤と、すべての選択肢の解説が表示されます。問題文は本試験と同じく英語で、下に日本語訳をつけています。分野名をタップすると、その分野の問題へ移動します。

解いた問題 0 / 21 正解 0

監査リスクと重要性

Q1監査リスクと重要性

The risk of material misstatement at the assertion level consists of:

アサーション・レベルの重要な虚偽表示リスク(RMM)を構成するものはどれですか。

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正解:B

A発見リスクは監査人の手続に関するリスクで、RMMには含まれません。

BRMMは、固有リスクと統制リスクを合わせたもので、企業側に存在するリスクです。監査人はこれを評価し、発見リスクを調整します。

C発見リスクはRMMの構成要素ではありません。

Dサンプリングリスクと非サンプリングリスクは、発見リスクなどに関わる概念です。

Q2監査リスクと重要性

If an auditor assesses the risk of material misstatement for an assertion as high, the auditor would most likely:

あるアサーションの重要な虚偽表示リスクを高いと評価した場合、監査人が最も行う可能性が高い対応はどれですか。

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正解:C

ARMMが高いときは、監査リスクを許容水準に保つために、発見リスクの許容水準を下げます。

B実証手続は減らすのではなく、増やします。

CRMMが高いほど許容できる発見リスクは低くなるので、実証手続の範囲を広げたり、時期を期末に近づけたり、より証明力の強い手続に変えたりします。

DRMMが高いと評価した状況で、統制への依拠を増やす理由にはなりません。

Q3監査リスクと重要性

Which of the following best describes "tolerable misstatement" (performance materiality applied in sampling)?

「許容虚偽表示額(tolerable misstatement、サンプリングに適用する手続上の重要性)」の説明として最も適切なものはどれですか。

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正解:B

Aこれは予想虚偽表示額(expected misstatement)です。

B許容虚偽表示額は、手続上の重要性と同額かそれより低い金額で監査人が設定し、母集団の実際の虚偽表示がこれを超えないことについて適切な保証を得るための基準です。

C監査中に集計する識別した虚偽表示の合計で、別の概念です。

D経営者の意向で決まる金額ではありません。

アサーションと監査証拠

Q4アサーションと監査証拠

Confirming accounts receivable directly with customers primarily provides evidence about which assertion?

売掛金を顧客に直接確認(confirmation)する手続が、主に証拠を提供するアサーションはどれですか。

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正解:A

A確認は、帳簿に計上されている売掛金が実在するかを、第三者から直接確かめる手続です。

B記録漏れは、顧客が回答で指摘しない限り見つけにくく、網羅性の証拠としては弱い手続です。

C顧客が債務を認めても、回収できるかどうか(評価)までは分かりません。評価は貸倒引当金の検討などで確かめます。

D表示の妥当性は、確認ではなく財務諸表と注記の検討で確かめます。

Q5アサーションと監査証拠

An auditor examines cash disbursements made after year-end and traces them to the accounts payable records. This procedure primarily tests which assertion?

期末後の支払記録を調べ、買掛金の記録と照合した。この手続が主に確かめるアサーションはどれですか。

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正解:B

A実在性を確かめるなら、計上済みの買掛金から証憑へとたどります。

B期末後の支払いのうち、期末時点の債務にあたるものが計上されているかを見る「未計上負債の検討」で、網羅性を確かめる手続です。

C棚卸資産の評価を確かめる手続ではありません。

D売上の発生を確かめる手続ではありません。

Q6アサーションと監査証拠

An auditor sends positive confirmations for accounts receivable, and one customer does not respond to the second request. The auditor should most likely:

売掛金の積極的確認を送付したが、ある顧客は2回目の依頼にも回答しなかった。監査人が最も行う可能性が高い対応はどれですか。

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正解:B

A積極的確認で回答がない場合、確認できたとはみなせません。

B回答がない場合は、期末後の入金や出荷記録・請求書の検討などの代替手続で証拠を得ます。

C債権を償却するかどうかは会社が判断することで、監査手続ではありません。

D代替手続で十分な証拠を得られれば、限定意見にする必要はありません。

Q7アサーションと監査証拠

Which of the following types of audit evidence is generally considered the most reliable?

一般に、最も証明力が強いとされる監査証拠はどれですか。

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正解:C

A経営者の口頭の説明は、それだけでは証明力が弱い証拠です。

B社内で作成された文書は、外部の文書より証明力が弱いとされます。

C監査人が直接入手した証拠は、間接的に入手した証拠より証明力が強いとされます。

Dコピーは原本より証明力が弱いとされます。

内部統制

Q8内部統制

Which of the following is a test of controls?

次のうち、運用評価手続(test of controls)にあたるものはどれですか。

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正解:C

A金額の正しさを確かめる実証手続です。

B残高を確かめる実証手続です。

C承認という統制が実際に行われているかを確かめる手続なので、運用評価手続です。

D分析的手続で、実証手続として使うものです。

Q9内部統制

The primary purpose of segregating duties is to prevent one person from being in a position to both:

職務分掌の主な目的は、一人の担当者が何と何を両方できる状態を防ぐことですか。

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正解:B

A職務分掌の目的を一般的に表したものではありません。

B取引の承認・資産の保管・記録を分けることで、一人で不正や誤りを起こし、それを隠すことができないようにします。

C一つの例にはなり得ますが、目的そのものの説明ではありません。

D目的そのものの説明ではありません。

Q10内部統制

In the revenue cycle, which control most directly reduces the risk that goods are shipped to customers who are unlikely to pay?

販売サイクルで、支払いの見込みが低い顧客に商品を出荷してしまうリスクを最も直接的に減らす統制はどれですか。

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正解:A

A受注を処理する前に与信を承認することで、回収できない可能性が高い取引を事前に止めます。

B出荷の記録漏れを防ぐ統制で、相手の支払い能力とは関係ありません。

C計上済みの債権の誤りを見つける統制で、出荷前の判断には関係しません。

D現金の記録を確かめる統制です。

監査サンプリング

Q11監査サンプリング

In attribute sampling for tests of controls, which of the following changes would decrease the required sample size?

運用評価手続の属性サンプリングで、必要なサンプル数を減らす変化はどれですか。

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正解:C

A予想逸脱率が上がると、サンプル数は増えます。

B過度の依拠のリスクを低く抑えるには、サンプル数を増やす必要があります。

C許容逸脱率が高いほど、許される逸脱が多くなるので、サンプル数は少なくて済みます。

D許容逸脱率が下がると、サンプル数は増えます。

Q12監査サンプリング

In substantive testing, which sampling risk relates to audit effectiveness?

実証手続のサンプリングで、監査の有効性に関わるリスクはどれですか。

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正解:A

A実際には重要な虚偽表示があるのに「問題なし」と結論するリスクで、誤った意見につながるため有効性に関わります。

B問題がないのに追加の手続をしてしまうリスクで、効率性に関わります。

C運用評価手続のリスクで、効率性に関わります。

Dサンプリングリスクではありません。

監査報告書

Q13監査報告書

An auditor concludes that the financial statements are materially misstated and that the effect is pervasive. The auditor should express:

財務諸表に重要な虚偽表示があり、その影響が広範(pervasive)だと結論した。表明すべき意見はどれですか。

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正解:C

A虚偽表示がある場合、無限定意見は表明できません。

B限定意見は、影響が重要だが広範ではない場合です。

C虚偽表示が重要かつ広範な場合は、不適正意見を表明します。

D意見不表明は、十分な証拠を得られない場合(範囲の制約)で、影響が重要かつ広範な可能性があるときです。

Q14監査報告書

An auditor is unable to obtain sufficient appropriate audit evidence about one account. The possible effect is material but not pervasive. The auditor should express:

ある勘定について十分かつ適切な監査証拠を入手できなかった。その影響は重要だが広範ではない。表明すべき意見はどれですか。

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正解:B

A重要な影響の可能性があるので、無限定意見は表明できません。

B範囲の制約による影響が、重要だが広範ではない場合は、限定意見を表明します。

C不適正意見は、虚偽表示が重要かつ広範な場合です。

D意見不表明は、影響が重要かつ広範な可能性がある場合です。

Q15監査報告書

After considering management's plans, an auditor concludes that substantial doubt about a nonissuer's ability to continue as a going concern remains, and the financial statements include adequate disclosure. The auditor's report should include:

経営者の対応策を検討した後も、非上場企業の継続企業の前提に重要な疑義が残っている。財務諸表には十分な開示がある。監査報告書に含めるべきものはどれですか。

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正解:C

A開示が十分なので、不適正意見にはなりません。

B開示が十分なので、限定意見にはなりません。

C開示が十分であれば無限定意見を表明し、継続企業の前提に関する重要な疑義について別の区分を設けて記載します。

D重要な疑義が残っている以上、報告書で触れる必要があります。

Q16監査報告書

The management representation letter in an audit of a nonissuer should be dated:

非上場企業の監査で、経営者確認書の日付はいつにすべきですか。

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正解:C

A期末日では、期末後から報告書日までの事象をカバーできません。

B往査の開始日では、その後に得た証拠をカバーできません。

C経営者確認書は、監査報告書の日付と同じ日付(as of the date of the auditor's report)にします。期末日から報告書日までに起きた事象も確認の対象にするためです。

D財務諸表を利用者に発行する日ではありません。

監査の手続と文書化

Q17監査の手続と文書化

Under AICPA auditing standards, analytical procedures are required:

AICPAの監査基準で、分析的手続の実施が求められているのはどの段階ですか。

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正解:B

A計画段階だけでなく、最終段階の全体的な検討でも求められます。

Bリスク評価手続としての計画段階と、監査の最終段階の全体的な検討で必須です。実証手続として使うかどうかは監査人が判断します。

C実証手続としての分析的手続は任意です。

Dすべての実証手続で求められているわけではありません。

Q18監査の手続と文書化

For an audit of a nonissuer under AICPA standards, the auditor should retain audit documentation for at least:

AICPAの基準による非上場企業の監査で、監査調書の保存期間は最低どれだけですか。

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正解:B

AAICPAの基準の最低期間より短い期間です。

BAICPAの基準では、報告書の発行日(report release date)から5年以上保存します。

C7年はPCAOBの基準(上場企業の監査)の保存期間です。

Dどちらの基準の期間でもありません。

Q19監査の手続と文書化

After the auditor's report has been released, the auditor becomes aware of facts that existed at the report date and that might have affected the report. The auditor should first:

監査報告書を発行した後に、報告書日時点で存在し、報告書に影響した可能性のある事実を知った。監査人が最初に行うべきことはどれですか。

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正解:B

A報告書の発行後でも、影響する可能性のある事実を知った場合は対応が必要です。

Bまず経営者と協議し、財務諸表の修正が必要かを判断します。修正が必要なのに経営者が適切に対応しない場合に、利用者への通知などを検討します。

C利用者への通知は、経営者が必要な対応をしない場合などに検討する手順で、最初の対応ではありません。

D事実を確かめる前に、意見を変える理由はありません。

職業倫理と独立性

Q20職業倫理と独立性

Under the AICPA Code of Professional Conduct, which of the following would impair a covered member's independence with respect to an attest client?

AICPA職業行動規範で、証明業務の依頼人(attest client)に対する独立性を損なうものはどれですか(covered memberの場合)。

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正解:A

A直接的な財務的利害関係は、金額が重要でなくても独立性を損ないます。

B分散された投資信託を通じた間接的な利害関係で、重要でなければ独立性を損ないません。

C通常の条件による自動車ローンは、認められている借入れの一つです。

D預金保険で全額保護されている預金口座は、独立性を損ないません。

会計・レビュー業務(SSARS)

Q21会計・レビュー業務(SSARS)

In a review of the financial statements of a nonissuer under SSARS, the accountant primarily performs:

SSARSによる非上場企業の財務諸表のレビュー業務で、会計士が主に行う手続はどれですか。

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正解:B

A運用評価手続や確認は、監査で行う手続です。

Bレビューは限定的な保証を提供する業務で、主に質問と分析的手続によって行います。

C棚卸の立会いは監査の手続で、レビューでは通常求められません。

Dこれは保証を提供しない調製(compilation)業務の説明に近いものです。

解き終わったら

間違えた問題は、正解の解説だけでなく、自分が選んだ選択肢の解説も読んでください。どこで考え違いをしたのかが分かります。間違えた理由を整理したいときは、間違いの診断用AIプロンプトを使うと、知識不足・計算ミス・ひっかけ・不注意のどれにあたるかを分析できます。同じ分野で何度も間違える場合は、練習問題を作るプロンプトで追加の問題を作れます。

AUD全体の進め方はAUDの攻略記事をご覧ください。

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