「英語ができないとUSCPAは無理」は半分正解・半分誤解だ。試験は英語で行われるが、ネイティブ並みの英語力を問うものではない。TOEIC 600点台から合格した人は実在するし、英語学習と会計学習を同時進行で乗り越えた社会人もいる。
USCPA試験で問われる英語のレベル
試験問題の英語は、法律・会計の専門用語が多いが、文章構造は中学〜高校レベルのシンプルな構文がほとんどだ。求められるのは「英語を流暢に話す力」ではなく「会計英語を正確に読む力」。この2つはまったく別のスキルであることを最初に理解しておく必要がある。
USCPA合格者の英語力分布(推定)
※合格者ヒアリングをもとにした推計値。受験開始時のスコア。
会計英語と日常英語は別物
USCPA試験で頻出する単語は、日常英会話にはほぼ登場しない専門語だ。"Depreciation"(減価償却)"Contingent liability"(偶発負債)"Going concern"(継続企業の前提)——これらを英英で理解できれば、TOEIC 600点でも問題文を読み解ける。逆に言えば、専門語200語を集中的に覚えることが、英語力の底上げより先にやるべき学習だ。
USCPA頻出 会計英語 TOP10
Depreciation
減価償却
Accrual
発生主義・未払計上
Materiality
重要性
Going Concern
継続企業の前提
Impairment
減損
Contingency
偶発事象
Consolidation
連結
Deferred Tax
繰延税金
Assertion
経営者の主張
Revenue Recognition
収益認識
当サイトの英単語フラッシュカード(150語)で反復学習できます
英語が苦手な人がやりがちな3つの失敗
①英語学習を会計学習より優先する:TOEICを800点にしてから始めようとして、スタートが半年以上遅れるパターン。会計英語は専門語中心なので、TOEIC対策より専門用語の暗記を先にやる方が試験には直結する。
②問題文を日本語に訳してから考える:試験本番に時間が足りなくなる最大の原因。英文を英語のまま会計の文脈で理解するトレーニングを早い段階から積む必要がある。
③ライティングやスピーキングを練習する:USCPA試験はリーディングと選択問題が中心で、会話力は不要。英会話スクールに通うのは試験合格後でいい。
英語ゼロから始めた合格者の実例
"学生時代の英語の成績は「2」でした。TOEIC も受けたことがなかった。でも専門用語を200語だけ徹底的に覚えて、問題文に慣れたら半年で読めるようになった。英語力というより「会計英語への慣れ」の問題だったと思います。(AUD合格者 / 29歳・営業職から転身)"
英語と会計を同時に伸ばすロードマップ
最初の1ヶ月:会計英語専門語100語を毎日20語ずつ暗記(当サイトの英単語フラッシュカードが活用できる)。次の1〜2ヶ月:教材の問題文を日本語訳せずに読む訓練を毎日30分。3ヶ月目以降:本番形式の問題を英語で解くサイクルに入る。この順序を守れば、英語を理由にUSCPAを諦める必要はない。